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2013年3月16日土曜日

『江戸の食を学び、おいしい江戸ごはんを作って楽しもう!」を開催しました

3月6日(水)「江戸のエコ暮らしから学ぶ、人生の楽しみ方」の3回目を
開催しました。
3回目は江原絢子氏(東京家政学院大学名誉教授)を講師に招き、
江戸の食についてのお話と調理実習をおこないました。


講師の、江原 絢子 氏

江戸時代も後期になると、材料別や料理屋向けなど、
様々な料理書が広く出版されるようになり、
江戸時代の食の様子を理解する手助けとなっているようです。

こちらは、「豆腐百珍」という江戸時代の料理書。
豆腐を使った料理ばかりの本です。


挿絵は、田楽を作っているところだそうです。

お話のあとは、いよいよ調理実習です。
今日のメニューは、庶民が年80日ほどある、特別な日(ハレの日)
の食事を再現したものです。
『こしょう飯』『豆腐のすり流し汁』『鹿煎(ししに)』『もみ大根』『かすてらいも』
の5品を調理しました。


さつまいもは皮ごとすりおろしておきます。


豆腐はお玉を使ってつぶし、片栗粉を混ぜておきます。


鹿煮です。鹿肉の代わりに、鶏肉を使います。
お酒・醤油・みりん・水に、ニンニクと唐辛子
が入っています。


これは何だかわかりますか? 立派な大根の葉っぱです。
最近ではあまりお目にかかれなくなっています。

調理実習の様子
こちらが、完成したものです♪
一品ずつご紹介します!!

粒こしょうを潰して乗せ、だし汁をかけた
「こしょう飯」
豆腐をつぶしていれたお味噌汁、
「豆腐のすり流し汁」、練りからしを添えて
いただきます
鶏肉とごぼうを煮た『鹿煎』
ニンニクの香りと大根おろしが食欲をそそります。
塩もみした大根をすりごま・お酢・西京みそであえた
『もみ大根』
皮ごとすりおろしたサツマイモに、片栗粉・卵・砂糖をいれて
焼いた『かすてらいも』

どれも素材の味がしっかりし、味付けもバリエーションに富んでいて美味しく
いただけました。
野菜類はどれも皮ごと使っているので、ごみも出さず栄養満点で一石二鳥。
江戸時代に、胡椒やニンニクを使っていたことも以外でしたが、味噌や胡麻など
をうまく使って風味豊かに仕上げているのも印象的でした。

エコライフのお手本と云われる江戸の暮らし。それがとても身近になった講座でした。